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治療の効果を感じられない?その1 ―効果の有無を見極めるためのポイント―

せっかく鍼灸治療を受けたのに、治療の効果があるのか実感がないという場合は、このまま治療を続けても良いのか不安になりますよね。儲けたいから来させているだけなのではないかと疑心暗鬼にもなってしまいます。
 
痛み症状で鍼灸治療を受けていれば、効果の見極めはしやすいです。痛みが軽くなったり痛む回数が減ったりすれば効果があると判断できるからです。
しかし、不妊症や自律神経失調症、アトピー性皮膚炎、関節リウマチなどの継続治療が前提になっている症状や疾患の場合は、1回の治療で目に見えるような大きな変化があらわれるということはなかなかありません。
 
そこでここでは、治療後にこんな徴候があればその治療が効いていると判断できますよ、といった治療効果があるのかを見極めるためのポイントについて説明します。

①治療後に眠たくなったり、トイレに行きたくなったりする

これは、治療が効いている証拠です。鍼灸治療のあとは、βエンドルフィンなどの脳内麻薬物質が分泌されます。そのため、ポワーンとしたり、ぼーっとしたりします。また、副交感神経優位になるので、眠気が出てきたり、腎臓への血流量が増えて尿意を催したりします。

②痛みを感じる回数が減った、痛みの程度がマシになってきた

痛みに対しての治療では、急性の症状であれば1回で大きな改善が見込めますが、慢性的な症状の場合は複数回の治療が必要になってきます。1回で痛みが無くならなくても、3回目くらいまでにその痛みの程度や回数が改善されていれば、治療効果があると判断できます。

③腰やひざなど、関節の動きが改善された、動く範囲が広くなってきた

肩や腰、膝、股関節などの関節の痛みや可動域の制限に対しての治療では、急性の症状であれば1回で大きな改善が見込めますが、慢性的な症状の場合は複数回の治療が必要になってきます。1回で大きな改善が見られなくても、3回目くらいまでに関節の動きにくさや関節を動かせる範囲がすこしでも改善されていれば、治療効果があると判断できます。

④治療後、目に輝きが出る

良い治療を受けると、治療後の目の輝きが見ちがえるほど良くなります。これは、交感神経優位だった体が、副交感神経優位にシフトして、涙腺からの涙の分泌が良くなるためです。
ぜひ、治療をうける前に、自分の目の輝きがどの程度かをチェックしておいて、治療後の目の輝きと比べてみてください。これは変化が分かりやすいので、結構いい判断材料になるはずです。
(局所治療のみの場合は、全身の調整を行わないので、このポイントだけでは判断できかねます)

⑤お腹の冷たかったところが改善されているか

治療を受ける前に、自分のお腹を触っておいてください。多くの場合、へそから下の下腹部のあたりが冷えている人が多いです。たとえば、私はよくこんな状態になっていることが多いです。
 
(イラスト2つ、)
 
乾燥しているとか湿っぽいといった違いは、わずかな違いなので分かりづらいかもしれません。ただ、冷えは結構わかりやすい反応なので、「やたらここだけ冷えているな」という感覚をぜひチェックしておいてください。
 
治療を受けた後に、さっき冷えていたポイントを触って、その温度を比べてみてください。全身治療の良い治療を受けると、お腹の冷えが取れていたり、マシになっていたりする場合がほとんどです。
これは事前にお腹をチェックしておく必要があるので、少し面倒かもしれませんが、治療を継続しても良いかのいい判断材料になります。
(局所治療のみの場合は、全身の調整を行わないので、これは判断材料にはなりかねます)

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