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太極療法(澤田流)

太極療法の特徴
①主にお灸を使って治療することが多い
②まず全身の状態を整えることを特に重視している
③治療するツボの数が多く、治療効果の精度は高め
 
 
太極療法とは
太極療法(沢田流治療)とは、末梢に出てくる細かい症状に対して治療するのではなく、体の中枢である内臓の乱れやアンバランスを整えることで、体の状態を良くしてさまざまな症状が治るようにもっていくという治療法です。
 
太極療法は、大正時代に澤田健氏によって生まれました。
そもそも東洋医学とは、細かな症状に対応するのではなく、全身の(内臓の)不調和を取り除くことで体が治っていくという考え方です。沢田健氏は、あらゆる古典を読み込んで研究し、多くの患者を治しました。そして澤田氏が行っていた治療術が「太極療法(澤田流)」として広まりました。
 
太極療法では、主に灸を使って治療していきます。
また、古典の記載にない独自のツボを定めて治療に使っています。
(澤田氏があらゆるツボを研究したところ、古典の記載にあるツボの場所と、実際に効果があるツボの場所に違いがあるものがあったので、新たに澤田流○○とツボを定めました。)
 
太極療法(澤田流)では、その澤田氏のやり方に忠実にのっとって治療をする先生もいますが、
そもそも太極療法とは、古典の記載にある東洋医学の理論にのっとった治療法であるため、東洋医学による治療を行う鍼灸師の多くが治療の参考にしています。
 
対応できる症状・疾患
肩こりや腰痛などさまざまな運動器疾患に対応できます。
また自律神経に作用するので、アレルギー症状や自律神経失調による症状、免疫系の症状など、幅広い症状や疾患に対応することが出来ます。
自律神経失調症や不妊症、関節リウマチなど、難易度の高い治療を行う先生も多いです。
(鍼灸治療で対応できる症状の一覧はこちら)
先生によって、得意分野や専門分野があることもあります。
 
治療の手順
まず症状や体質、生活習慣などを聞き(問診)、脈やお腹、舌などを診ていきます(脈診、腹診、舌診)。いろいろな判断材料から、体の状態を分析します。
 
そして、全身の状態を良くするために背中を中心に手足やお腹、頭に施術します。
そのあと、症状のある局所に治療していきます。たとえば、肩こりなら肩や背中、腰痛なら腰や臀部などに鍼や灸をします。
 
脈やお腹の状態の変化を治療効果の指標とするため、脈やお腹をチェックしながら治療を進めていくことがほとんどのようです。
また、基本的にお灸を使うことが多いです。
 
治療時間は30分~1時間半程度と、治療スタイルや症状によって変わってきます。
だいたい1時間程度のところが多いようです。
 
(注)治療の手順や方法は鍼灸師によって違いがあるため、必ずしもここの記述と一致するとは限りません。
 
 
太極療法を受けられる場所
太極療法(沢田流)に基づいて治療をするところは、主に鍼灸院が多いようです。
また、鍼灸整骨院でも、太極療法(沢田流)に基づいて治療を行う先生もいます。
対応しているところであれば、ホームページに書いてあることがほとんどなので、確認してみるのが良いでしょう。

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