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治療効果の決め手のひとつ ―刺激量について―

鍼灸治療では、ツボに鍼や灸をして、体に刺激を加えて治療をします。
このとき、反応のあるツボに刺激を加えるのももちろん重要ですが、加える刺激の量が効果の程度にかなり影響します。

刺激量とは

ただ単に鍼や灸で刺激を与えれば体が治るわけではありません。
効果が出てくる刺激の量というのがあるので、効果を引き出せるように刺激量を調整して治療をしていきます。
効果が出てくる刺激量というのは、人それぞれ違いがあるため、鍼灸師はそれを見極めながら治療を進めていきます。
 
(図)
 
与える刺激の量が、その人にとって少なすぎたら効果はありません。
したがって、鍼灸師は、脈やお腹の状態をチェックして体の状態の変化を確かめながら治療を進めていくことになります。

刺激の量は多すぎると良くない

また、人の体には、1日あたりに受けられる刺激量の限界があります。
この刺激量のキャパを超えてしまうと、体がしんどくなったり具合が悪くなったりしてしまいます。
(たとえば、夏に海水浴に行くと、その日の夜には体がだるくなってすぐ寝てしまったり熱が出たりすることがあります。あれは、紫外線という物理的な刺激が、1日あたりの刺激量のキャパを超えたので体がしんどくなるのです。)
 
東洋医学に基づいて治療を行う鍼灸師であれば、脈やお腹の変化を確認しながら治療をするので、その人にとって適切な刺激量を見極めながら、最大限に効果が出せるように治療していくことが出来るのです。
 
 
 
※局所治療のみの場合では、脈やお腹で体内の状態の変化を確認するということが少ないため、神経過敏で刺激にかなり弱い体質の人は、たくさん鍼を打たれると刺激量オーバーになりあとから体がしんどくなる可能性があります。
そのため、局所治療を受ける場合は、事前に刺激に弱い体質だと申告しておくか、ソフト刺激を謳う治療院にかかることをおすすめします。

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