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どの治療法が1番良いの? ―治療法や流派にこだわらなくても良い理由―

これだけたくさんの治療法や流派があったら、どれを受けるのが1番良いのかと迷ってしまいますよね。
でも実のところ、はじめて鍼灸治療を受ける場合には、治療法や流派にこだわる必要はありません。 東洋医学の治療では、どの治療法でもそれぞれ効果があります。
なぜなら、「この症状のときにはこのツボをこういう順番で治療する」という正解パターンは1つではなく、たくさんあるからです。

東洋医学では治療法の正解パターンが複数ある

東洋医学に基づいた治療では、治療法の正解パターンは1つではなく、複数あります。
これは、東洋医学が、体全体のバランスを整えることによって治療を行っているからです。
たとえば、「ずっとストレス続きで疲れやすくめまいも出てきた」という状態に対しての、ツボの配合やツボを打つ順番を考えると、治療パターンは軽く100通り以上にものぼります。
 
(ツボ配合の順番の図)
 
このうち、かなり精度の高いパターンもあれば、そこそこの効果のパターンもありますが、効果の高い治療パターンは複数あります。これは術者の知識量と治療センスと経験が問われるポイントでもあります。
また、有効なツボ1ヶ所打つだけでもある程度効果があるので、普通に東洋医学を勉強していれば、まったく効果がないなんていうことは少ないです(治療技術や刺激量の問題になってきます)。
 
したがって、どの治療法が1番優れているかということはそれほど気にしなくても良いのです。

治療法や流派を考慮する必要があるとき

ただし、1つ目の治療院で満足のいく効果が得られなかった場合には、別の治療法や流派を探してみるのも良いでしょう。
もしあなたの病が長年の慢性のものであったり、難しい症状・疾患の場合は、それなりに施術者の治療技術が高くないと効果を出せないことが多いです。また、その人にとって刺激が弱すぎたり強すぎたりしても効果があらわれにくいです。
 
1番良いのは、前回よりも知識と技術のレベルが高い先生に出会うことです。しかしこれは、ホームページをぱっと見ただけでは分からないですし、確率的に結構難しいことでもあります。
そこで、次の鍼灸院を探すときに、別の治療法や流派を選んでみるのも良いかもしれません。その人の病の状態によっては、弱い刺激では効かせられない場合や、鍼よりもお灸のほうが有効な場合などもあるからです。
 
したがって、一つ目の鍼灸院に通っても満足のいく結果が得られなかった場合には、(1番良いのはよりレベルの高い先生に出会うことですが)、別の治療法や流派を試すことであなたに効かせられる先生に出会いやすくなるでしょう。

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