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なぜ肩こり・腰痛に鍼灸は効くのか?

慢性的なひどい肩こり・腰痛に悩んでいる方は、日頃から温めたりマッサージを受けたりして対処していることが多いと思います。しかしマシになるのは一時だけで悩みは尽きないでしょう。温めてもその場だけで一向に改善しない、1回のマッサージでコリを取り切れない、でも強めにすると揉み返しがくる、マッサージを受けてもすぐに戻る、など結構思い当たるところがあるのではないでしょうか。
鍼灸治療は、そのような慢性的なひどい肩こり・腰痛に特に効果があります。
もちろん慢性的な肩こり・腰痛を治すことができるのですが、鍼灸治療では特に次のようなことができます。
 
⑴すぐにその筋肉の血流を改善できるのですぐ楽になる  【局所治療】
⑵その筋肉の血流が悪くなる原因にも治療できる  【全身治療】

すぐに筋肉の血流を改善してすぐ楽になれる 【局所治療】

そもそも、肩こり・腰痛は筋肉の血流が悪くなっているために起こります。
そしてその筋肉の血流を良くしてあげればコリや痛みは取れます。
 
(筋肉の血流が悪いと、筋肉中の細胞が酸欠になって痛みが生じる)
(血流が改善されればコリや痛みはとれる)
 
ただし、このとき一番重要なのは、コリの中でも一番血行不良になっているポイントにアプローチして血流を良くすることです。最も血行不良になっているところの血流が良くなれば、一気にその筋肉全体の血流が良くなります。
逆に、どれだけ温めたり刺激したりしても、一番血行不良になっているポイントを改善できなければ、その筋肉全体の血流はなかなか良くなりません。
 
(筋肉の中でたくさんの血行不良ポイントがある。大事なのは、一番の血行不良ポイントの血流を良くすること。この部分の血流が良くなれば筋肉全体の血流も一気に良くなる)
(逆に、1番の血行不良ポイントにアプローチできなければ、筋肉全体の血流は良くなりにくい)
 
鍼治療では、筋肉中にダイレクトにアプローチするので、1番の血行不良ポイントが深部にあっても直接刺激することができます。
また、刺激する時間も短くて済みます。早ければ5~10秒程度、長くても5~10分程度で筋肉全体の血流を良くすることができます。これは、先生の鍼の打ち方によって変わります。
 
(患部に打って鍼を上下に動かす手技をする場合(単刺)は5~10秒程度でコリがゆるんで血行がよくなる)
(患部に打ってから手技をせずそのまま置いておく場合(置鍼)は5~10分程度でコリがゆるんで血行が良くなる)
 
ちなみに、マッサージや指圧などの場合、たいていは表面からゆるませていって徐々に深部にアプローチする形になります。いきなり強い圧で深部にアプローチすると、組織に負荷がかかりすぎて揉み返しが起こりやすくなるからです。
鍼であれば、鍼が刺さったところは組織が損傷しますが、アプローチに無駄がないので無理なマッサージよりも組織への負荷は少ないです。
 
(マッサージで深部にアプローチするには、表層からほぐすので時間がかかる)
(マッサージでいきなり深部にアプローチしようとすると組織に負荷がかかりすぎる)
(鍼では鍼が刺さっているところは組織が損傷されるが、アプローチに無駄がないので組織への負荷は無理なマッサージよりも少ない)
 
したがって、鍼治療では、すぐにその筋肉全体の血流を良くすることができるので、すぐに楽になれるのです。

全身の血流を良くすることでコリや痛みを起こりにくくすることができる

慢性的なひどい肩こり・腰痛の原因

ではなぜ筋肉の血流が悪くなるのかというと、その原因は大まかに2種類あります。
 
一つは、直接その筋肉の血流を悪くするもの、つまり筋肉の使い過ぎです。たとえば、悪い姿勢や長時間の同じ姿勢(座りっぱなし・立ちっぱなし)などは、無意識のうちに同じ筋肉をずっと使い続けることになり、やがて筋肉が血行不良になります。
2つめは、直接その筋肉の血流を悪くするわけではないけれど、全身の血液循環を悪くするものです。たとえば、ストレス、カフェインやアルコールの過剰摂取、気圧の変化、内臓の機能低下などです。全身の血液循環が悪ければ、筋肉の血行不良も治りにくく、すぐに戻りやすくもなります。
・ストレス…ストレスが続くと交感神経優位状態になり、血管の収縮・拡張のバランスが乱れて血液循環が悪くなる
・カフェインやアルコール…これらは肝臓で代謝される。過剰に摂りすぎると肝臓が頑張らざるを得なくなり、肝臓にたくさん血液が供給され、全身の血液循環のバランスが乱れる。
・内臓の機能低下…食べ過ぎやアルコール過飲などで内臓への負荷が続くと、次第に内臓の機能が低下してくる。するとその内臓での血液循環が悪くなり、全身の血液循環がスムーズでなくなる
慢性的なひどい肩こり・腰痛の場合は、筋肉の使い過ぎだけが原因ではありません。ほとんどが、ストレスや内臓の機能低下によって全身の血液循環が悪くなっているために、筋肉の血行不良が悪化しています。
 
(全身の血液循環が悪ければ、筋肉の血行不良も治りにくい上に、すぐに戻りやすい)

東洋医学的な鍼灸治療では、全身の血液循環を良くしてコリや痛みを起こりにくくすることができる

東洋医学的な鍼灸治療では、全身の血液循環を良くすることができます。
どのように治療するかというと、各臓器の気血のめぐりがどうなっているか、という診断をして、

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