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北辰会

北辰会の治療の特徴
  • 診断にとくに重点をおき、体の状態を細かく分析する
  • 治療するポイントが少ない(1ヶ所~数ヶ所程度)ので、強い刺激が苦手な人にも適している
  • 理論は現代中医学に基づくが、日本人の体質に合う治療スタイルを取っている

北辰会の治療とは

北辰会とは、古典と日本独自の東洋医学、現代中医学などを研究しつくした藤本連風氏によって発足した研究団体で、鍼灸治療の理論の体系化を目指して活動しています。
 
北辰会に所属する先生による治療は、北辰会方式と呼ばれています。
北辰会の治療では、現代中医学の理論に基づいて、どこで何がどうなっているかという体の状態を細かく分析します。また、診断や治療に使う手法は、現代中医学の手法にこだわらず、日本で生まれたさまざまな手法が使われます。つまり、鍼灸治療の理論を体系化するために、論理展開に優れている現代中医学の理論を用いていますが、日本で生まれた診断手法や治療手法も優れているものを取り入れて、日本人の体質に合った治療スタイルをとっています。
 
体の状態の分析に重点を置いているため、問診、腹診、舌診などの診断はかなり丁寧に行われます。そのため、初診時の問診には2時間ほど費やして分析していきます。

対応できる症状・疾患

肩こりや腰痛などさまざまな運動器疾患に対応できます。
また自律神経に作用するので、アレルギー症状や自律神経失調による症状、免疫系の症状など、幅広い症状や疾患に対応することが出来ます。
自律神経失調症や不妊症、関節リウマチなど、難易度の高い治療を行う先生も多いです。
(鍼灸治療で対応できる症状の一覧はこちら)
先生によって、得意分野や専門分野があることもあります。

治療の手順

まず症状や体質、生活習慣などを詳しく聞き(問診)、脈やお腹、舌などを診ていきます(脈診、腹診、舌診)。
そして、どこで何がどのような状態になっているかを詳細に分析し、その状態に対して1番効果的なツボを選びます。治療するツボは、全身にあるツボのうち、1ヶ所~数ヶ所程度となります。たくさん鍼を打つことがないので、刺激に弱い方にも適しています。
 
脈やお腹の変化を治療効果の指標とするため、脈やお腹の状態をこまめにチェックしながら治療を進めていくことがほとんどのようです。
 
治療時間は1~2時間半程度と長めです。特に初診のときは、体質や体の状態を詳しく把握するために、かなり丁寧に問診が行われます。
ただ、鍼灸師によっても治療時間に多少差があるため、事前に確認してみるのが良いと思います。
 
(注)治療の手順や方法は鍼灸師によって違いがあるため、必ずしもここの記述と一致するとは限りません。

北辰会方式の治療を受けられる場所

北辰会方式の治療は、主に鍼灸院で行われていることが多いようです。
また鍼灸整骨院でも、北辰会方式の治療を取り入れている鍼灸師もいます。
対応しているところであれば、ホームページに書いてあることがほとんどなので、確認してみるのが良いでしょう。

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