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鍼灸治療とは? どんなことをする治療なの?

そもそも鍼灸治療ってなに?

鍼灸治療とは、皮膚や筋肉に物理的刺激や温熱刺激を加えることで、神経の反射を引き起こし、筋肉の血流を良くして、痛みや違和感を取り除く治療です。

また、自律神経のバランスを整えて、全身の血流を良くしたり、ホルモンバランスや免疫システムにも作用することで、体が治りやすい状態にして病気を克服する手助けをする治療です。
 
(原理の図解、鍼と灸の写真)
 
鍼灸治療で対応できる症状・疾患はたくさんあります。
筋肉や関節の症状や神経痛はもちろん、風邪やアレルギー症状、不妊症、自律神経失調症など意外な症状・疾患にも治療をすることができます。
(どんな症状に効果があるのかはこちら)
具体的にはどんなことをするの?
髪の毛ほどの細い鍼(0.16~0.2mm程度)を皮膚や筋肉に刺入したり、お灸を据えたりします。鍼を入れる深さやお灸の種類、治療にかかる時間は症状や程度、治療方針によってさまざまです。
 
施術するポイントは主にツボです。ツボは体のいたるところにあり、WHOが有効だと認定したツボは361個にものぼります。これらのツボは海外での鍼灸治療でも使われています。
 
これだけたくさんあるツボからどのようにして治療するツボを選んでいるかというと、東洋医学派の鍼灸師であれば、
①東洋医学の独自の診察をして、どのあたりのツボを使うかおおよその当たりをつける
②あたりをつけたツボを触ってみて反応があるツボに治療する
という順序で治療ポイントが決まることが多いようです。治療者によってよく使うツボに違いがあります。
 
現代医学派の鍼灸師であれば、
①整形外科的な検査をして、痛みの原因となっている筋肉を特定する
②その筋肉の中で最も硬かったり圧痛があるツボに治療する
という流れで治療ポイントを決めていくことが多いようです。
(東洋医学派や現代医学派の治療についてはこちら)
ツボの反応とは
ツボの反応というのは、主にツボ部分の皮膚の状態のことです。ツボの反応には大きく2種類あります。
①皮膚が盛り上がっていたり触ると硬かったりする
②皮膚の表面が軟弱になっていたりへこんでいたりする
 
鍼灸師はこの硬結やへこみを、患者さんの体に指で触れたり押したりして感じ取ります。そしてこういった反応のあるツボの中でも、押すと痛い圧痛点というのを特に重視して、そこに治療が行われます。
 
(体表の反応と圧痛の図解)
 
基本的に、反応のあるツボの皮下には、硬結という組織が密になって異常に硬くなっているポイントがあります。ここに鍼の先端をあてて硬結がゆるんでなくなるように鍼や灸をしていきます。
 
(硬結の図)
 
すると、圧痛や皮膚の反応がなくなります。ツボの反応が無くなったり緩和されれば、そのツボへの刺激がうまくいったという指標になります。

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