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痛くないのがほとんどだけど、たまに痛いときがあるかもしれない

そもそも体に鍼を打つというのは、
①皮膚を突破する→②進入する→③筋肉にとどめるというのが基本の流れです。
 

①皮膚を突破する(切皮)

切皮 表皮や真皮を通過する

②鍼を進める(刺入)

刺入 脂肪の層を進んでいく

③筋肉にとどまる

とどまる 鍼先を筋肉の中にとどめる
このとき普通に考えたら、絶対「チクッ」という痛みが起こると思うけれど、鍼治療では、基本的に「チクッ」はほとんど起こりません。なぜなら、「チクッ」をなるべく起こさない鍼の打ち方があって、それをみんな習得しているからです。

たとえば、刺さない方の手で皮膚に適切な圧をかける、そのさじ加減が大事。

そうはいっても全員が毎回100%痛くないようにできるわけではありません。だからたまに「チクッ」と痛いときがあるかもしれないのです。

痛いのにも痛くないのにも程度がある

皮膚を突破するときは、痛いのにも痛くないのにもそれぞれ程度があります。
また、鍼治療では「ひびき」という独特の感覚が生じることがあり、これにもそれぞれ程度があります。
全く何も感じないものから、痛いものまであります。
①皮膚を突破する(切皮)
切皮
切皮の感覚
① 無、何も感じない
② 鍼を打たれたのが分かる、無痛
③(弱)チクッ、痛くはない
④(中)チクッ、少し痛い ←たまにある
⑤(強)チクッ、普通に痛い ←良くない

②鍼を進める(刺入)
刺入
刺入中の感覚
① 無、何も感じない
② 鍼が入ってくるのが分かる、無痛
③ ひびきを感じる ←たまにある
④ 変な痛みを感じる ←良くない

③筋肉にとどめる
とどまる
ひびきの感覚
① 無、何も感じない
② 弱、なんとなく感じる
③ 中、なんか感じる ←たまにある
④ 強、なにコレ?! ←仕方ない

鍼が痛いときの4つのパターン

鍼が痛かったというときには4つのパターンがあります。

 ①切皮痛が起きた 「チクッ」
 ②鍼が毛穴に入ってしまった 「チクッ」の後に「ジンジン」
 ③強いひびきが起こった 「おおお…」
 ④筋繊維が鍼にからみついた 「なんか痛い、鍼動かさないで」

①切皮痛が起きた

頻度 たまにある
評価 ある程度仕方ない
鍼を刺したときの「チクッ」という痛みのことを、「切皮痛(せっぴつう)」と言います。 この切皮痛がおこる要因は、施術者の打ち方が上手かどうかと、鍼を打つ場所によります。

打ち方が上手であれば、全く痛くなかったり、なんとなくチクッとしたかなあ(痛くはない)くらいで済みます。逆に、打ち方があまり上手でないと、チクッという痛みは起こりやすいです。
また、鍼を打つ部位によっても切皮痛が起こりやすいところと起こりにくいところがあります。
腰や背中、お尻などの体幹部では切皮痛は起こりにくく、手足や顔面では切皮痛が起こりやすいです。

また、切皮痛には程度があり、「こんなもんか」と感じるものから普通に痛いものまであります。 ただし「チクッ」と切皮痛が起きたとしても、「もう鍼治療受けたくない…」と思うほどの強い痛みではないので、そこまで心配はいらないかと思います。
ちなみに、本当に上手な先生だと、鍼を刺されたことが全く分からないくらい上手に鍼を打ってくれます。

②毛穴に鍼が入ってしまった

頻度 まれ
評価 良くない
鍼が毛穴に入ってしまったときは、「チクッ」ときた後に「ジンジン」「ズキズキ」といった不快な強い痛みが出てきます。
基本的に鍼灸師は毛穴を避けて鍼を打ちますが、まれに毛穴にヒットさせてしまうことがあるようです。
鍼治療をうけたときに、もしこんな痛みが出てきたら、遠慮せず打ち直してもらいましょう。

③強いひびきが起こった

頻度 たまにある
評価 治療上仕方ない
鍼治療では、ときどき「ひびき」という独特の感覚が生じます。この「ひびき」があると、治療効果が高いと言われています。
「ひびき」は、ジーン、ズーン、ピリリ、などなんだか不思議な感覚で、基本痛くはありません。
しかし、このひびきが強すぎると痛く感じることがあります。
ひびきが強すぎたとしても、それは基本悪いことではありません。
強いひびきが起きた後はスッキリと体が軽くなることが多いです。
また、症状によっては強いひびきが必要になることもあります。(この場合、程度が重い症状に多い)
ただ、基本的にはひびきの強弱は施術者が調整できるので、鍼を打たれなれていない人には強いひびきを起こさせることを避ける先生が多いようです。

④筋繊維が鍼にからみついた(嫌な痛み、変な痛み)

頻度 まれ
評価 良くない
これは嫌な感じがしたり変な痛みで、鍼を刺入するときや動かすときにまれに起こります。これが起こると「なんか痛い」「鍼を動かさないで」と感じます。

原因はいくつかありますが、鍼を打たれるときに緊張で筋肉に力が入っていたり、鍼が刺さったままの状態で体を動かしてしまったりすることによって起こります。
そのため、鍼を打たれるときは、力んだり動いたりしないようにすれば問題ありません。
また、鍼を打つときに施術者の手に無駄な力が入っている場合も起こり得ますが、確率としては低いでしょう。

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