top-ad

広告が入る

[空コンテンツとして先に追加]古典派

東洋医学の理論・知識に基づいて、診断と治療を行う先生のことを古典派と呼びます。
鍼灸師の3~5割程度が、東洋医学の理論・知識に基づいて治療を行なうので、かなり多くの先生が古典派といえます。
ただここでは、一つの治療法(経絡治療や積聚治療など)にこだわらず、さまざまな引き出しを用意して治療する先生のことをあえて古典派と呼ぶこととします。
 
※基本的に、鍼灸師は東洋医学の理論・知識に基づいて治療を行なうのですが、科学的な考え方が常識となった現代では、東洋医学の理論に基づかない治療を行なう鍼灸師も増えたため、タイプを区別するためにここではあえて古典派と称します。
※東洋医学の理論は、起源は中国にあり、そこから日本で独自の発展を遂げたものや中国でも独自に発展したもの(特にこれを中医学という)があります。この古典派は、
 
古典派による治療の特徴
①筋肉や関節の症状や、そのほかのさまざまな症状に対応できる
②さまざまな診断法、治療法を取り入れているので、柔軟に対応できる
③治療スタイルは先生によってさまざまで、かなり幅がある
 
東洋医学に基づく古典派の治療とは
古典派の治療では、東洋医学の理論に基づいて診断と治療が行われます。
診断では、問診、脈診、腹診、舌診、望診などをし、多角的に体の状態(どこがどう弱っているかなど)を把握します。おおかたの治療方針を決めたあと、ツボに触れて反応を診ながら、どのツボをどう組み合わせて治療するか、鍼や灸でどういう刺激を加えていくか、などを考えて適切な治療を組み立てます。
 
鍼だけ、もしくは灸だけで治療する先生もいますが、鍼とお灸を組み合わせて治療する先生が多いようです。方法は様々あるので、その先生によってやり方も千差万別です。
また、たくさん鍼を打つ先生もいれば、なるべく少ない鍼で治療する先生もいます。強めに響かす先生もいれば、あまり強く響かせないようにする先生もいます。治療スタイルは鍼灸師によって本当にさまざまです。
 
 
対応できる症状・疾患
肩こりや腰痛などさまざまな運動器疾患に対応できます。
また自律神経に作用するので、アレルギー症状や自律神経失調による症状、免疫系の症状など、幅広い症状や疾患に対応することが出来ます。
自律神経失調症や不妊症、関節リウマチなど、難易度の高い治療を行う先生も多いです。
(鍼灸治療で対応できる症状の一覧はこちら)
先生によって、得意分野や専門分野があることもあります。
 
治療の手順
まず症状や体質、生活習慣などを聞き(問診)、脈やお腹、舌などを診ていきます(脈診、腹診、舌診)。
そして、全身の状態を良くするために手足やお腹、背中を中心に施術します。
そのあと、症状のある局所に治療していきます。たとえば、肩こりなら肩や背中、腰痛なら腰や臀部などに鍼や灸をします。
 
脈やお腹の状態の変化を治療効果の指標とすることが多いため、脈やお腹をこまめにチェックしながら治療を進めていきます。
 
治療時間は30分~1時間半程度と、治療スタイルや症状によって変わってきます。
だいたい1時間程度のところが多いようです。
 
(注)治療の手順や方法は鍼灸師によって違いがあるため、必ずしもここの記述と一致するとは限りません。
 
東洋医学に基づく古典派の治療を受けられる場所
古典派の鍼灸師の多くは、鍼灸院で治療していることが多いようです。
また、鍼灸整骨院でも、東洋医学に基づいて治療を行う先生もいます。
最近は、訪問や往診専門で治療するところも増えてきたようです。
対応しているところであれば、ホームページに書いてあることがほとんどなので、確認してみるのが良いでしょう。
 

bottom-ad

広告が入る

left-ad

バナー広告をいれる