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積聚治療

積聚治療の特徴
  • 刺激が比較的ソフトなので、強い刺激が苦手な人にも適している
  • お腹の状態から得られる情報を重視して、体の状態を把握し治療する

積聚治療とは

積聚治療(しゃくじゅちりょう)とは、気を補うことで体の状態を整えていくように治療していく治療法です。気が虚す(気が減る)と、それが体全体の気の構造にひずみや偏りを生じるのであらゆる病気につながると考えます。つまり気が減ると、体に冷えや機能低下がおこるので、気を補うことで体の状態を整えていくという考え方をとっています。
 
「積聚」というのは、お腹に表れる異常な反応のことを意味します。体のあらゆる病的変化はお腹の異常反応として表れるので、お腹の反応が取れるように治療していけば、体の状態も好転していると捉えることができます。したがって、診断にはとくに腹診を重視し、お腹の状態を丁寧に見ていきます。
 
積聚治療は、小林詔司氏によって、1980年頃に発表された治療法です。
治療理論の展開が比較的わかりやすいため、国内外問わず多くの鍼灸師に支持されています。

対応できる症状・疾患

肩こりや腰痛などさまざまな運動器疾患に対応できます。
また自律神経に作用するので、アレルギー症状や自律神経失調による症状、免疫系の症状など、幅広い症状や疾患に対応することが出来ます。
自律神経失調症や不妊症、関節リウマチなど、難易度の高い治療を行う先生も多いです。
(鍼灸治療で対応できる症状の一覧はこちら)
先生によって、得意分野や専門分野があることもあります。

治療の手順

まず症状や体質、生活習慣などを聞き(問診)、脈やお腹、舌などを診ていきます(脈診、腹診、舌診)。中でも、腹診を重視するため、お腹の状態を丁寧に診て、体の状態を分析します。
 
そして、全体を整えるために、お腹や背中、手足を中心に施術します。
お腹や背中に鍼を当てたり(接触鍼)、背中にやさしく鍼を打ったりと、比較的ソフトな刺激で治療していきます。
 
お腹の変化を治療効果の指標とするため、お腹の状態をこまめにチェックしながら治療を進めていくことがほとんどのようです。
 
治療時間は30分~1時間半程度と、治療スタイルや症状によって変わってきます。
だいたい1時間程度のところが多いようです。
 
(注)治療の手順や方法は鍼灸師によって違いがあるため、必ずしもここの記述と一致するとは限りません。

積聚治療を受けられる場所

経絡治療を取り入れているところは、主に鍼灸院が多いようです。
また、鍼灸整骨院でも、経絡治療を取り扱っている先生もいます。
対応しているところであれば、ホームページに書いてあることがほとんどなので、確認してみるのが良いでしょう。

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